ごあいさつ

お知らせ

「私の家族。おばあさんが認知症(当時は痴呆と呼んでいました)になっちゃった。」

 このことが、私の今いる 合同会社LAGOM を立ち上げるきっかけになった始まりの出来事です。
日に日に変わった表情や様子を見せる曾祖母。家での生活、入院、お泊りの場所に行ったり、私も会いに行ったり。
おばあさんの片手で作るキュッキュッと握った塩味の効いたおにぎりは、家族みんなの懐かしい思い出の味。
在宅で祖父母らと過ごす、96歳の元気なおばあさんは、自宅で転倒し、そこから医療機関や在宅介護、ショートステイ等を利用しながら、最後まで在宅での生活を全うされました。

当時は、自宅葬。おうちから見送りをしたのを、今でも鮮明に覚えています。

葬儀の時に、泣いてくれていた方がいた、と、よく聞きます。
私達をはじめとする家族「ではない人」も、関与していたんだな、と。。
今であれば、ケアマネさんかな?ヘルパーさんかな?と、予想がつくのですが、当時の私は、?(クエスチョン)でいっぱいでした。

目の前で何かが起こっている。祖母は在宅での介護で困っている、という時に固まってしまう自分がいました。変わっていく曾祖母の存在が少しだけ怖くもあり、でも、自分に向けてもらえる変わらずの優しいまなざしも健在する。なんなんだろうと。。。その答え、そして、自分にできることは何なのか、を探すために進学を決めたのは、高校生の時でした。

皆さんも、同じような体験を見たり聞いたり、あるのではないでしょうか。

時には、ご親族やご親戚、友人知人、近所の…などの、さまざまなエピソード。

合同会社LAGOMでは、そんな「それぞれの色々」を支える仕事を、行っています。

本当に、それぞれ、なんです。
そして、本当に、色々。

ちょっと苦しくなってきたぞ、という時に言える場所だったり、居ることのできる場所、皆さんは何か所ありますか?
たくさんあればいいというものではないけれど、そこそこあると、自分が楽になれることもあります。
そして、悩んだり、困ったり、といったことは、「自分だけ」ではありません。
自分が悩むことは、世の中の半分くらいの人は同じように悩んだりするものです。

心地良いと思うこと、必要と思うこと、これはいらない。。。
一人一人のちょうどよいLAGOMな暮らしについて、色々な角度から、一緒に考えていきましょう。

このホームぺージを通して、一人でも多くの方の、見えるえくぼ、そして見えないえくぼ、ヘ繋がりますように。

合同会社LAGOM  吉田麻美

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